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ニュース

第62回 日本肺癌学会学術集会
共同研究成果(一般演題)の発表のお知らせ

2021年11月26日(金)から28日(日)に開催される第62回 日本肺癌学会学術集会で発表をいたします。

大会概要
URL:http://conference.haigan.gr.jp/62/index.html
会 期:2021年11月26日(金)~28日(日)
会 場:パシフィコ横浜ノース(ハイブリット方式による開催)

口頭発表

演題番号 :O48-4
セッション名:一般演題(口演)48/トランスレーショナル研究 3
演 題 名:高感度マルチプレックス法で明らかになる多重変異頻度とアレル比について
日   時:11月28日(日) 13:00~14:26
演   者:○森川慶(聖マリアンナ医科大学呼吸器内科)
概   要:シングルプレックス検査を多種実施する非効率さ故にマルチプレックス検査が普及しています。一方、マルチプレックス検査の問題点として、十分量かつ高品質な組織検体が求められ、LOD以下のアレル頻度の場合、報告されていない変異も一定割合で存在していることが推測されます。現在DNAチップ研究所にて開発中のNGS遺伝子パネル検査は現行保険診療のマルチプレックス検査よりも高感度かつ遺伝子アレル頻度の情報が含まれることが特徴です。複数遺伝子変異を有する場合、2種目の変異が検出限界の観点から見落とされる可能性があります。本学会では聖マリアンナ医科大学呼吸器内科における各検査での結果のコンコーダンスを含め、今後求められる検査法についての考察を発表いたします。

ポスター発表

演題番号 :P11-2-4
セッション名:ポスター座長ハイライト発表11-2/診断 2
演 題 名:肺がん遺伝子パネル検査に用いる細胞診検体の最適な核酸抽出方法の検討
日   時:11月28日(日) 9:00~9:10
演   者:○上田由美1、中村誠二1、佐藤慶治1、森川慶2
      1 DNAチップ研究所、2聖マリアンナ医科大学呼吸器内科
概   要:DNAチップ研究所において開発中のNGS遺伝子パネル検査は肺癌の5種類の分子標的治療薬を対象とした一括コンパニオン診断が可能な検査です。遺伝子パネル検査にはFFPE組織を提出することが一般的ですが、必ずしも検査に適した組織が得られる患者ばかりではありません。一方、細胞診検体は検査の簡便性、迅速性および核酸のクオリティの点でメリットがあると考えられており、検査に適した組織検体が得られない場合に活用が期待されています。しかし、遺伝子パネル検査への細胞診検体の適用は十分に検討されていませんでした。当社は聖マリアンナ医科大学と共同で臨床検体を対象とした有用性の検証を進めており、本学会では細胞診検体を用いた核酸抽出方法について得た知見の一部を発表いたします。

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