マンマプリント

乳癌予後予測検査マンマプリント

ブループリント(医療関係者様向け情報)

開発・検証

乳癌を分子サブタイプに分類することは、患者様の治療選択においてとても重要な意味をもつでしょう。見かけ上きわめて類似した腫瘍でも、違った分子特性をもち、違った病状の変化をもたらすことがあるからです。ブループリントは多重遺伝子発現プロファイルによる乳癌の分子サブタイプ分類法として開発されました。プロファイリングによって、Basal-type、Luminal-type、ERBB2-typeの3つに分類します。マンマプリントにこの分子サブタイピング分類結果が加わることで、予後予測をより確かなものとすることができます。

Development 開発

ブループリント・シグニチャーは最も特徴的に3分類化する80遺伝子のRNAレベルに基づくものです。研究開発には295名の患者コホートからの腫瘍が用いられ、Basal-type/基底細胞型、Luminal-type/管腔細胞型、ERBB2-type/ERBB型を識別する遺伝子発現プロファイルが開発されました。

最先端の生物学的統計ツールを用いて、アジェンディア社では3タイプ間を最適に識別する遺伝子セットを同定しました。遺伝子発現プロファイルは、三重のクロスバリデーション(相互検証)を経て同定されました。基底細胞型、管腔細胞型、ERBB型に呼応するトレーニングサンプルで分類の最適化は80遺伝子セットという結果に到達しました。次に、80遺伝子プロファイルを用いて最短重心法による分類法を開発し、全サンプルに対し、乳癌の分子サブタイプを最も正確に分類できました。

Validation 検証

ブループリント分子サブタイピングプロファイルは、374サンプルで検証されました。サンプルは、44kアジレント社製のマイクロアレイでハイブリダイズされ、ER, PR and HER2/neuに基づく分類と分子サブタイピングプロファイル間で90%一致という結果となりました。さらに、プロファイルは公的に入手できるデータセット (n=251 (4) and n=159 (5))を用いて(アフィメトリクス社製アレイ使用)で検証され、ブループリント・プロファイルとER,PR,HER2/ neu分類間で79%一致という結果でした。(3)

これらを複合すると、ブループリントは13%(116症例)の乳癌をBasal-type、66%(603症例)をLuminal-type、22%(198症例)をERBB2-typeとそれぞれ分類しました。単独遺伝子マーカーであるER,PR,HER2測定結果と比較しても、13%のサンプルはER,PR陽性とスコアされ、luminal-typeの遺伝子プロファイルの特徴は示しませんでした。(3-6)

ブループリント分類インデックス
図:ブループリント分類インデックス
左図:1番目の検証サンプル(n=374)。右図:2番目の検証サンプル(n=410)
X軸:Basal-type Y軸:ERBB2-type Z軸:Luminal-type

Outcome 結果

マンマプリントのリスク分類と80遺伝子によるブループリント分子サブタイピングは再発リスクの高い患者様の特異的グループを同定する支援をします。さらに、再発リスクの低いグループを認識し、治療計画を支援します。この知見を活かすことは乳癌罹患の患者様のマネジメントを向上させることにつながります。

参考文献
1. van de Vijver MJ, et al., N Engl J Med 2002, 347:1999-2009
2. Fan C et al., N Engl J Med. 2006, 355(6):560-9
3. Stork-Sloots et al., Abstract #1083, ASCO 2009
4. Miller LD, et al., Proc Natl Acad Sci U S A 2005, 102:13550-13555
5. Pawitan Y, et al., Breast Cancer Res 2005, 7:R953-964
6. de Snoo et al., Abstract #6131, SABCS 2009

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